回答した専門家

齋木 拓

齋木 拓 鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー 日本赤十字社 救急法救急員 健康運動実践指導士

交通事故を契機とした、腰痛の治療

  • Q.質問

    バイクにて信号待ちの際に、車による追突事故を受けました。

    病院で「第12胸椎圧迫骨折」と診断を受け、入院とコルセット装着していました。現在、事故から5ヶ月ほど経ちますが圧迫骨折した部位は、疲れたときなどに違和感に近い若干の痛みを感じます。

    圧迫骨折した部位の違和感や痛みは消えることはないのでしょうか。また完治させる方法(通院、リハビリなど)はあるのでしょうか。

  • A.専門家の回答

圧迫骨折であっても継続的な治療によって痛みや違和感を少なくすることはできます。ですが残念ながら痛みや違和感を全くゼロにすることは難しいです。

仮に手術で骨の形を直しても痛みが残ることもあります。どの骨の怪我にも共通して言えることですが、「骨を元の形に戻すこと=痛みがなくなること」ではありません。

痛みを少なくするための治療は整形外科のリハビリ施設や接骨院・整骨院で可能です。

交通事故を契機とした、腰椎分離症に伴う腰痛の発症

  • Q.質問

    過去に整形外科で「腰椎分離症」と診断されたことがあり、これまで自覚症状がありませんでした。事故を契機に分離症の痛みが再発してしまったようで、痛みにより動きが制限されてしまい、体を後ろに反らす運動はほとんど出来なくなりました。

    また病院からは、分離症に関する治療を受けたいのなら、事故で発症はしたものの分離症自体は元から存在していたものなので症状固定後に別(自費)での通院となる。と言われました。

    過去に治療をした怪我が事故を契機に再燃した場合、治療が可能なのでしょうか。また可能な場合は病院が言うように、今回の事故とは別での治療が正しいのでしょうか。個人的には、事故がなければ発症しなかった痛みを自らが治療費を出して通院することに納得し難いです。

  • A.専門家の回答

分離症に対する治療も、リハビリ施設や接骨院・整骨院で痛みを緩和させたり、改善させることができます。ですが交通事故の保険(自賠責保険)での治療は難しいです。健康保険または自費での治療することができます。

事故が発端で過去の怪我が再発してしまった場合に、治療費をご自身で負担することに納得されない方は大勢いらっしゃいます。ですが自賠責保険の制度として定められていることなので病院や接骨院ではどうすることもできません。納得できない場合はご自身で保険会社さんまたは弁護士さんに相談をお願いします。何か対応策があるかもしれません。

交通事故の後遺症と保険適用について①

  • Q.質問

  • 交通事故にあって、腰痛があったため、リハビリ通いました。一ヶ月通い良くなったのでリハビリをやめましたが、昨日から手が痺れだしました。事故のものかもわかりませんが、事故の保険で対応できるのでしょうか?

  • できたら、保険で神経を見てもらいたいのですが、一ヶ月たってからの違う場所の診察には保険で出来ないのでしょうか?

  • A.専門家の回答

  • この場合、手の痺れに関して事故の保険(自賠責保険)での治療は難しいです。

  • 一度治療を終了している状態では、交通事故による症状として治療を再開または開始することは困難と思います。保険会社さんに相談してみるといいでしょう。

  • また手の痺れはアクシデントなく日常生活で徐々に症状が出てくることもあります。そのため交通事故による症状として特定が難しいです。

  • ご自身の健康保険であれば整形外科のリハビリ施設や整骨院・接骨院での治療が可能です。その場合にはご自身でも治療費の一部負担が必要になります。

  • 自賠責保険は事故後6ヶ月の期間、治療費や通院費など治療にかかった費用を負担してくれる制度です。基本的に事故後6ヶ月の時点で症状が残っていても、「症状固定」となり自賠責での治療は終了になります。その後、痛みが残っているものに関してはご自身の健康保険を使って改めて治療していただきます。

  • 事故が発端で生じた痛みに対してご自身で治療費を負担することに納得されない方は大勢いらっしゃいます。ですが制度として決まっていることなので病院や接骨院では費用に関してどうすることもできません。納得できない場合はご自身で保険会社さんに相談をお願いします。

交通事故の腰痛時の対処について

  • Q.質問

  • 交通事故以来 腰痛があります

    整形外科・接骨院・整体・カイロプラクティック、どれが効果ありますかね?

  • A.専門家の回答

  • 交通事故の状況や患者さんの症状も全くわからないのでなんとも言いようがありませんが、どの治療や施術にも効果があると思います。

  • ですが交通事故後にお身体に痛みがあるのであれば、まずは整形外科を受診し検査・診断をしてもらってください。時間の都合上、整形外科に通えないのであれば一度医師の診察を受けて接骨院への同意書を書いてもらってください。

  • 接骨院・整骨院で働いている柔道整復師やリハビリ施設の理学療法士は医療資格として認められた国家資格です。そのため医師の同意があれば交通事故の保険(自賠責保険)を使って治療することができます。

  • 整体・カイロプラクティックは日本では医療資格として認められた国家資格ではありません。そのため保険を使った治療はできないので、自費での施術となります。

交通事故時の診断について

  • Q.質問

    信号で停車中、自動車に追突されました。整形外科ではレントゲン、MRIを撮りましたが、骨に異常はありませんでした。

    医師には骨に異常はないので、1ヶ月程で治ると言われました。3ヶ月程整形外科に通い、その後接骨院に通っています。

    事故から一年程たちますが、腰痛が治りません。背骨を反らしたりねじると骨の部分が痛んだり、ばきっと鳴ったりします。

    このような状態は骨に異常はなく、筋肉のこりが原因で、筋肉がほぐれ、筋肉がついたら治るのでしょうか?

    (当方二十代後半女性細身で事故前に腰痛はありませんでした。医師には背中の筋肉が小さいせいと言われました)

     

    最近別の整形外科でレントゲンを撮りましたが異常なしでした。両方の整形外科で嫌なことがあり、また行くのは辛いです。もし、わかるようでしたら、お教えください。

    A.専門家の回答

  • レントゲンやMRIで骨に異常のない腰痛が、筋肉のコリが原因とは断言できません。そのため、ほぐしたからと言って痛みがなくなるとは限りません。

  • ですがほぐしたり、腹部や背部、他の筋肉のトレーニング、エクササイズをして鍛えることで痛みを減らしたり、痛みの頻度を少なくすることは可能と思われます。

  • もし整形外科で治療を希望されないようでしたら、接骨院や整骨院での治療もできます。その場合は一度整形外科へ行き、接骨院・整骨院で治療したい旨を伝え同意書を書いて持ってください。その同意書を持って接骨院・整骨院を受診してください。

  • そうすれば保険を使って治療をすることができます。

交通事故の後遺症と保険適用について②

  • Q.質問

    追突事故(当方過失0:10)を起こされ、現在はひどい肩コリと腰痛、左側のおしりから左大腿部にかけての疼痛があります。時速50Kmでノーブレーキで追突されました。

    総治療日数:310日 実治療日数:153日

    後遺障害の申請を考え、MRIの検査を受けました。治療先の病院(街医者)にはMRIの設備がないため、保険屋を通じて医師に紹介状を書いてもらい検査をしたところ、腰部C6~C7の椎間板に黒い変色がみられ、老化によるもので事故とは直接関係がないと診断を受けました。

    事故以前は腰痛がありませんでした。事故後、体幹を屈曲するたびにひどい腰痛。数分として立位や座位を保つこともできません。なにより左側のおしりから左大腿部にかけての疼痛があります。

    保険屋からはまだ連絡がありませんが、診断書をみて、事故によるものではないと分かり今後の治療に影響はありますか?

    治療費を払い戻すよう言われるのではないかと心配しています。MRIを受けた病院は、保険屋の紹介ではなく、かかりつけの医師に紹介してもらった病院です。表現がわかりづらくてすみません。

    事故以前は腰痛がありませんでした。事故後、体幹を屈曲するたびにひどい腰痛。数分として立位や座位を保つこともできません。なにより左側のおしりから左大腿部にかけての疼痛があります。

    保険屋からはまだ連絡がありませんが、診断書をみて、事故によるものではないと分かり今後の治療に影響はありますか?

    治療費を払い戻すよう言われるのではないかと心配しています。MRIを受けた病院は、保険屋の紹介ではなく、かかりつけの医師に紹介してもらった病院です。表現がわかりづらくてすみません。

    A.専門家の回答

  • レントゲンやMRIで骨に異常がなくても、交通事故による腰痛は交通事故の保険(自賠責保険)で治療ができます。今後の治療の中止と治療費の払い戻しはありません。
    経年性による腰痛と外傷による腰痛の診断で判断が難しい場合はあります。 保険会社によっては経年性による可能性が強いと思っていても、一応後遺症の申請をすることもあります。

 

 

 

 

 

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